【出産日記(バルーン、陣痛促進)】3300グラム、大きな娘が産まれ、父になりました

どうも東田ダダーン、30歳です。
ケンドリックラマー、長澤まさみ、そして私、東田ダダーン。
みんな同じ30歳、ぴょんと飛び越えていけウサギ年です。

どうして同い年なのにこんなに差が?ではなく、6月2日、私は30歳で父になりました。
嫁が本当に頑張ってくれました。本当に大変で、幸せな一日でした。
娘は空気を読むのがうまいのか、仕事が休みの土曜に産まれました。

スポンサーリンク

AM4:00~ 嫁は里帰り中、破水

里帰り中の嫁と2週間ぶりに会う予定をしていた土曜日。
夜更かしして朝方4時ごろ、寝る時間あんまりないな~と自業自得ですが嘆いて布団に入った瞬間、嫁から電話、「破水した」との連絡。
結果、ずっと寝れなくなりましたww

AM6:00~ 病院に到着

そのまま、車で2時間、里帰り先の病院に向かいました。
嫁はお母さんに送ってもらい、陣痛室という部屋で待機してました。

内心、不安な部分も多かったと思いますが嫁はケロっとしてました。
破水で出てくる羊水の量を聞いてびっくり。
なぜ、あの時僕は、井上陽水をマネしてしまったのか。
なぜ、少年時代を歌ってしまったのだろうか。

気になったのが、羊水の色。緑色が混じっていたとのこと。
これは、赤ちゃんのうんちが混ざってる可能性がるとのことで、
低酸素状態になる可能性があるとのこと。

破水した時点で24時間以内に産まないと感染症などのリスクも高くなるとのことで、いろいろ含めて早く産まれてきてくれーと思いましたが、なかなか陣痛が来ない感じでした。

長丁場になりそうなのを覚悟し、いったん、寝れるわけないとわかりながら、車で30分ほど仮眠。

PM12:00~ 個室に移動

朝9時ごろ車から戻り、嫁と普段通り話をしながら陣痛が来るのを待ってました。
昼頃、個室が開いたとのことで、陣痛室から個室に移動。
この頃から、嫁が生理痛の軽い感じのものを感じてました。
とにかく体力をつけないとと、食事。
僕はスーパーで弁当を買ってきて食べ、嫁は病院のごはん。
ただ、産まれるにはまだまだという感じ。

PM15:00~ バルーンを使った誘発分娩

午後3時ごろ、破水してから約11時間がたったころ。
子宮口が2センチほどしか開いていない、陣痛も弱い
という事から、バルーンを使って人工的に陣痛を起こして分娩を促す方法を提案してもらいました。
先生から説明を受け、同意。
説明は受けていたにも関わらず、思っていた内容と違いました。。。

内容は萎んだバルーン(水風船)を膣の中に入れて膨らませる、そして陣痛を促す点滴を打つという認識でした。
それで間違ってないんですが、その後が衝撃でした。

嫁が施術終わって出てくるとすごい痛がっており、一緒に個室に戻って聞くと、バルーンが中に入ったままだと!!
僕はてっきり、バルーンは膨らませて、ある程度時間たったら萎ませて抜き取るのかと。
なんとそのまま、膨らんだ状態で抜くと!

部屋に戻ると、助産師さんが来て、嫁の子宮の中に入ってるバルーンにヒモを付けて、先には重りが!
江戸時代の拷問
かと思いました。
個人差があるみたいで、痛くない人はぜんぜんとのことなのですが、嫁はかなり痛がってました。

※追記:バルーンの施術方法は病院によって違う部分もあるようです。

このあたりからですよね、もう見るに耐えれなくなってきたのは。

個室についているトイレでようたしてると、「ゴンガラガサッシャーン!!」と大きい音。
急いで戻ると、重りが落ち、子宮口からバルーンが出てました。
大きさは屋台のリンゴ飴ぐらいでしょうか。卵より大きいぐらいです。
30分~1時間ぐらいですかね、抜けるまでにかかった時間。
子宮口はだいたい5センチほど空いた状態に。
こんなに痛くて大変やのにまだまだ半分。

嫁、がんばってくれました。。。

PM18:00~ 陣痛が強くなってくる

夕方になり、バルーンで促進されたのか、徐々に徐々に陣痛が強くなってきている感じでした。
間隔も短くなってはきてるようでしたが、まだまだという状態。
時間も夕方6時をまわり、夕食時。嫁は食事する気分にはなれないと。
ただ、体力は付けてほしかったので、少しずつウィダーインゼリーを摂取
嫁に申し訳ないですが、病院のご飯は僕が食べました。

時間がたつにつれ、陣痛の痛さに体力を奪われる嫁。辛いです。。。
子宮口が、あまり開いてなく先に進めない状態。。。

PM21:00~ 出産を続けるか、どうか

夜の9時頃、子宮口を広げる注射の提案をしてもらい、このまま出産を続けるか、嫁の体力的にいったん中止にするか、診察してもらいました。
僕的には今辞めてまた明日同じような痛みを味わうかもしれないなら、このまま続行して産むほうが絶対にいいと思いました。嫁も同じ考えでした。
嫁はおそらく、羊水の色が緑色だった事もあり、早く産まないと赤ちゃんがかわいそうという気持ちが強かったと思います。

診察してもらい、赤ちゃんが下りてきてることもあり、ペースは遅いけど順調という事で、出産を続行。

この頃の少しぐらい前から、嫁はタオルをギュッと握りしめ、時にはベッドの柵にしがみつき、痛みに耐えてました。
でも嫁は、どれだけ痛くても、どれだけ我慢できなくても、お腹の赤ちゃんの為、ずっとYouTubeを見て練習してきた呼吸法一生懸命して、お腹の赤ちゃんに酸素を送り続けてくれました。

助産師さんが褒めてくれて、反対にYouTubeで動画上げたら?というぐらい上手く呼吸できていたみたいですww
本当に助産師さんって褒め上手やと思います!ほんまに、素敵な職業やなと思いました。

PM22:00~ 子宮口を開かせる

出産を続けると決まり、助産師さんが子宮口を診てくれます。
その時、子宮口を触るのですが、嫁はものすごく痛そうで。。。
旦那さんは外見といてねって言われて、外見てるけど、窓の反射で見えるし、痛がってる声で、見るに耐えれない。。。
頑張れしか言えない自分が情けないです。。

子宮口を広げる注射に関して、注射を打ってから30分事に様子をみて計6回まで打てるとのこと。
いや、1回にしてやってくれーと思いながら、嫁に注射が打たれました。
打つ時も、陣痛の痛みが来てるときに打ったほうが効き目がいいと、そのほうが注射が痛くないからそう言ってくれたのか、嫁は痛みが来るのを少し待って打ってもらいました。
この注射は筋肉を緩める注射らしいので、通常の注射より痛みが強いはず。

嫁に後から聞いたら、もうその頃は注射の痛みなんて覚えてないと。
そらそうですよね。。

PM22:30~ 注射を打って1回目の様子見

開いてくれーと願いながら診てもらうと、少し開いて、6~7センチ。。
10センチまでまだまだ。。。
2本目の注射が打たれます。。。

この時も、助産師さんに触れる痛みと、陣痛の痛みでもう本当に嫁はおかしくなりかけたと思います。。。
帝王切開や無痛分娩は嫌だと話していたのですが、「帝王切開でいいから早く産みたい」という気持ちに変わっていました。
そりゃ、なんでもいいから産みたい、出てきてくれーってなりますよね。。

このタイミングで、嫁の両親、兄弟を呼びました。

PM23:00~ 注射を打って2回目の様子見

今度こそ開いてくれーと願いながら診てもらい8センチほど。。。
徐々に開いてはきてるのに、あと一歩までいかない。。。

さらに、赤ちゃんの向きが横を向いてるとのこと。。
これが、お母さんの背骨のほうに向いてないといけないとらしく、おそらく出産の現場ではよくある事だと思うんですが、初めての僕からしたら、もう前途多難すぎる。

3本目の注射を打ってもらいます。
もう注射やらなんやら、かわいそすぎる。

こんな状況でも、うちの嫁すごいんです。こんな時でも赤ちゃんの為を思って、今まで練習してきた呼吸法をしっかりしてくれました。
お腹の赤ちゃんに「こんな赤ちゃん思いのお母さんで良かったなぁ、早く出て来いよー」と声掛けました。

PM23:20~ やっと子宮口が開く

今度こそは、開いてくれ!と願いながら、診てもらうと、9~9.5センチぐらいでしょうか、助産師さんの反応みると、あと少し欲しいってうのが感じました。
後から嫁に聞いたら、毎回診てもらうときに結果聞く前に表情とかでアカンっていうのが感じたと。。

子宮口を診てもらってる時は、嫁への配慮で(たぶんもうこの頃は嫁どうでもいいと思てるはずですが)窓ガラスごしに見てましたが、このまま夜の12時まわるかなと、体力やばいんちゃうんと思っていました。

後から嫁に聞くと、何回も一瞬、気失ってたと。
眠気や疲労で体力の限界やったと思います。かわいそすぎる。。。

ですが、助産師さんが子宮口を触り、中の赤ちゃんをくるっと回し、赤ちゃんの向きを治してくれました。
窓越しで、なんやら急な展開でビックリしていると、おそらくそうこうしてるうちに頭がでてきたのかと。
「分娩室いこうか!」と助産師さん、お茶とカメラ持って旦那さん来てと。

いよいよやん!やばい!とか思ってテンパって、お茶とか忘れて一緒に分娩室へ。
今思えば、嫁、歩いて分娩室行ったけど、よう行けたなぁって思います。

このタイミングでお母さんとお父さん達が駆けつけてくれました。

PM23:35~ いざ!分娩室へ

分娩室に家族は一人までということで、お母さんとお父さん達を個室に残し、分娩室へ。
嫁は分娩台のベルトを着けられたり準備が進められました。
一生懸命準備してくれてるのはわかりますが、この準備を待ってる時間がまた不安になります!

僕はカメラを撮影しながら、嫁の顔の横に。
実は僕、嫁が陣痛が強くなってきた夕方頃から、涙ぐんでホロホロだったのですが、もうこの頃は号泣でして、大変な事になってましたwww

準備が完了し、いざ出産!
助産師さんがいうタイミングで力みます。
この時も、痛みに耐えながら、ちゃんと呼吸法を守って、力んでくれました。

よく見ると、嫁の唇がカサカサ、喉がめちゃくちゃ渇いてるんやなと、その時お茶を忘れた事に気づきました。。
急いで取りに行ってくると言うと、ソバにおってと嫁。
本当に僕はアホです。。。
でも、嫁はこんな僕でもおってと言うてくれて、僕の役割はしっかり応援してあげないとしっかり手を握りました。
ダッシュで看護婦さんがお茶を持ってきてくれ、嫁に飲ませます。

そうこうしてると、最後の力を振り絞りながら、嫁は力みます。
目が飛び出るんじゃないかというぐらい、力を入れて、顔も内出血だらけになりました。。。
本当に子宮口が硬かったんだと思います。。

嫁の命をかけて赤ちゃんを産もうとしている姿を見て、号泣の号泣。
決して消えない命のロウソクというか、どんなけ強い風でも消えない命の炎みたいなのを感じました。
↑何言ってるかわかんないですし、スピリチュアルみたいな事言ってますwww
ですが、そんな風に感じました。

分娩室に入って10分~15分ぐらいだと思います、その時はやってきました。

PM23:48~ ご対面!嫁、赤ちゃん、ありがとう!!!

先生が股を切るとの説明、チョキンッ。
「ギエー」って思いました。。。よく頑張ってくれました。。。

嫁が力を振り絞って、力んでくれた、その時、「頭が出てきたよー」と、えぇ!えぇ!って思った瞬間、「産まれたよー!」と先生や助産師さんの声。
「あれ、泣き声しない」「ヤバいんじゃないの?」と、思った瞬間「おギャー」との泣き声。
嫁に「よくがんばったな、ありがとう、ありがとう」と言いながら号泣www
嫁も安心したような、やり切ったような、髪の毛ボサボサやけど、素敵な笑顔でしたw

嫁の胸の上に赤ちゃんが置かれました。
幸せな光景でした。。すぐさま個室で待ってるお母さん達にLINEで写真を送りました。
分娩室に入るまでは長かったけど、入ったらあっという間に産まれました。
しかも、日付が変わるギリギリに!
日付が変わってると、もしかしたらもう一日入院の日数が増えたかもしれません。
そこを空気読んでくれたのかなー

そのあと、へその緒を切りました。。。
なかなか硬くて、やっぱり怖かったですww
切ってから、へその緒切ったら嫌われるとかいう迷信を言われる。

赤ちゃん、3300g越え。
そんなにデカかったら、子宮口も硬いし嫁本当にしんどかったやろなぁって思いました。

初産では平均らしいですが、陣痛が起こってから約13時間、破水してからは20時間本当に長く感じました。。
バルーン等の陣痛促進、子宮口を開く注射など、いろんな事がありましたが、頑張ってくれた、嫁と赤ちゃんに本当に感謝。
それから、一生懸命励ましてくれて対応してくれた助産師さん、先生に感謝です。

正直、人の親になるなんて不安しかないです。不安&不安。
でも、本当に今は人生で最高にウルトラミラクルスーパー幸せです。
体重も大きかったけど、なによりも存在が大きすぎます。

パパとママで頑張るから、これからスクスク育ってな。
って思った一日でした。

長いブログですが、これから出産を控えてる方のなんらかの参考や為になればなと思います。

コメント

タイトルとURLをコピーしました